大学を卒業して、就職してからも実家暮らしだった私は、ろくに料理などしたこともなく、今の主人と付き合ってた頃に必死に練習して、簡単なものを作れるようになっていった。自分の作ったものを「おいしい」と目の前で食べてもらえることが、その当時の私にとっての幸せだった。
長年付き合い、結婚し、子供ができた今は、自分のために作ってもらったものを食べる事が、どんなに幸せかと思うようになった。
離れて暮らす母は、季節ごとに孫に会いに私たちの家に足をのばしてくれる。
その際には、母の手のこもった料理をふるまってくれる。
普段、自分なりに頑張って母の味を思い出しながら料理しているし、十数年主婦として母として台所に立っているので、経験も自身もあるはずが、
一口、母の料理を口にするたびに「あぁ。これだよなぁ。」と、懐かしくあったかい気持ちになる。
日々、忙しい中で、母は毎日家族のことを考え、料理をしていたんだなぁと、自分がその立場になったときに改めて感謝する。
子供たちの中でも、私の料理が、そういった形で記憶として残るよう、毎日精進してかないとなと思う。

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